技術、姿勢、人間性、目標。
社長の意志を受け継いでいく。
元々調理に興味があり、18歳の頃から調理の仕事をしてきました。和食のお店だったので、SOBAKOUにも、当時のスキルが役立っているように思います。
しかし、私は持病があるために、転職を余儀なくされてしまったのです。それでも調理の仕事はしたいと考えていたので、いくつか面接を受けました。ただ、持病の話をすると、良い顔をするお店はなく、面接に受からない日々が続きました。
そんなときに見つけたのが、SOBAKOUの「社員募集」の張り紙。面接を受けたとき、加藤社長の器の大きさに感動したのを覚えています。持病のことを話すと「そんなのは気にしないで明日から来なさい」と、受け入れてくれたのです。
すぐにアルバイトとして入社し、正社員を経て、今では店長になりました。アルバイトとしての入社は23歳、たった2年で店長。短い期間で店長になれたのは、加藤社長がやる気を認めてくれる人柄だったからです。
一般的に料理の世界は洗い物から始まります。しかし、加藤社長は、やる気のある人であればどんどん実践的に調理に携わらせてくれる人でした。
また、私はたまたま加藤社長と長く話す時間があったので、加藤イズムのようなものを受け継ぐことができたのも大きかったと思います。加藤社長は、仕事終わりに車で送り迎えをしてくれて、社長の考えや、どういう風にお店を成長させていきたいのかなどを話してくれました。とくに心に残っているのは「鴨せいろで上場してやる」という言葉です。鴨せいろで勝負する加藤社長の姿勢には、憧れを感じています。社長としての加藤和巳、一人の人間としての加藤和巳、どちらも尊敬できる人物です。そんな加藤社長の姿勢を理解し、信じ、地道に頑張ってきたからこそ、店長という役職になれたのかもしれません。
もちろん、店長になるまでも、店長になってからも、成功ばかりではありません。大きな失敗をして、加藤店長に怒られたこともあります。それでも、私は仕事と向き合い、逃げませんでした。それが、加藤イズムだからです。次の日も逃げずに仕事をする、落ち込むだけではなく反省を活かして次に繋げる。さらには店長として、他の人が同じ失敗を繰り返さないようにしなければならないと考えたのです。
今後は、私自身の経験も踏まえながらアルバイトや社員への指導も徹底していきたいと考えています。その結果、自分が入った店舗が一番の売上になるようにしたいです。お客様に完璧なものを提供してお客様に喜んでもらう。それが、加藤社長の夢である海外出店にも繋がると考えています。高い目標ではありますが、高い目標があるからこそ向上心も生まれていく。これもまた、加藤社長から学んだ姿勢の一つです。