蕎麦屋の可能性を広げる。
そば香ならできる。
私は、49歳でSOBAKOUへ入社しました。過去に調理の経験はありません。前職では、花屋で会社員をしていました。まったく別の業界です。「自分のやりたいことをやってみたい」と考えたのは、50手前です。後悔したくない想いから、前職を退職しました。
SOBAKOUを選んだ理由は、純粋に「蕎麦が好き」が大きいです。食べるのはもちろん好きですし、SOBAKOUに入る前から趣味で蕎麦を打つこともありました。SOBAKOUに決めたきっかけは、加藤社長に大きな夢があるからです。加藤社長の夢は「SOBAKOUで1000店舗」。一般的な町のお蕎麦屋さんは、地域密着の1店舗が多いなか、蕎麦のお店で1000店舗というのは面白い夢だと感じました。「美味しい蕎麦を提供する」は当たり前で、加藤社長はその先、もっと遠くを見ていたのです。加藤社長の夢や野望に刺激を受けて「ここで勉強したい」と思いました。「一緒にお店を増やさないか」加藤社長から誘われた言葉です。
いつか独立したい自分の夢もありましたが、私は加藤社長と夢を追うSOBAKOUに決めました。SOBAKOUに入ってからは、自分の未熟さを思い知らされることもあります。包丁を握ってからの歴が短いですから、やはり自分の思い通りの味にするのは難しいです。
加藤社長の作る鴨せいろと、自分の作る鴨せいろが全く違うので、何が違うのかと苦悩した日々もあります。理想の味に近づけるために、とにかく反復練習しました。
社長と自分でどのような違いがあるのかを一つひとつ見て研究して、修正した日々を覚えています。その日の湿度や気温でお肉の火の通り方やそばの状態も違うので、マニュアルに沿った作り方をするだけでは、理想の味、変わらない味を作るのは難しいのだと学びました。
その結果、今ではお客様から「美味しかった、また来るね」と声をいただけるようになりました。自分の作った鴨せいろで満足してもらえると、疲れも吹っ飛びます。
自分の鴨せいろに自信を持てた今、改めて加藤社長と一緒に夢を追いかけていきたいと思えます。SOBAKOUは、スピード感の早い会社なので、1000店舗、海外出店も理想ではありません。前職では、検証して検証して実践。失敗すればレポートを提出しなければいけなかったり、リスクマネジメントを考えたり、何事も二転三転と遅れが生じてしまいます。しかし、SOBAKOUは違う。「面白そう、やってみよう。失敗したら次に活かそう」という会社です。
加藤社長はやりたいことに突き進んでいく人で、どこに行っても仕事のことを考え、常に新しいアイデアを探し、挑戦します。蕎麦を広げたいという想い、面白いアイデア、どんどん突き進む姿勢、すべてが私の性格にも合っているので、今後も社長の大きい夢についていきたいと思います。